歌人紹介では、和歌を詠んだ歌人一人ひとりに焦点を当て、生きた時代や立場、作品に見られる表現の特徴を紹介します。百人一首や万葉集に収められた歌を手がかりに、その歌が生まれた背景や、歌人のまなざし、ゆかりの地などをたどっていきます。
歌人紹介 【歌人紹介・第二回】柿本人麻呂 ―― 万葉集の「歌聖」、その壮大な言葉の宇宙
万葉集の中でも、ひときわ大きな存在感を放つ歌人がいます。後世の人々から「歌聖(かせい)」と称えられ、その名は和歌の歴史に深く刻まれた人物、柿本人麻呂(かきのもとのひとまろ)です。彼は、天地・死・愛という人間存在の根源に向き合い、その感情を圧...
歌人紹介 【歌人紹介・第一回】額田王 ―― 万葉集を代表する女流歌人
万葉集を開くと、ひときわ鮮やかに、そして凛とした美しさを持って立ち現れる女性歌人がいます。それが、飛鳥時代を代表する才女、額田王(ぬかたのおおきみ)です。彼女は、恋・政治・自然が密接に絡み合う時代のただ中で、個人の感情を抑制のきいた言葉で表...